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みなさんこんにちは。
キナリデザインの多田です。
普段の設計作業において、いったいどんなところに気を付けながら打ち合わせを進めてkinarino施工事例が仕上がっているのか、皆様のこれからのエクステリアプランのご参考になればと、ご紹介していきますね。
今年3回目のの第15回は、〚茂原市。 ベルベットなテラスに清楚な白を。 クリーム・グラデーションを添える妙。〛の つくりかた。をお送りします。
家の外観を美しく整えることは、生活空間の魅力を高める重要な要素です。外構やエクステリアのリフォームは、住まいの価値を高めるだけでなく、日々の生活の質にも大きな影響を与えると思います。特に、玄関廻りのリフォームは、家の第一印象を大きく変えることができるんです。
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こちらは外構リフォーム前の玄関廻りです。
地植えの植栽スペースをいっぱいに使ってグリーンを配置していましたが、剪定管理が大変。
植栽剪定は、庭や外構の美観を保つためだけでなく、植物の健康を保つためにも大切です。枝が過剰に伸びたり、病気や害虫が発生しやすくなると、植物が弱ってしまいます。したがって、剪定を怠ると、見た目が悪くなるだけでなく、植物の成長にも悪影響を与えることになります。
どの枝を切るべきか、どの程度の長さに切るか、適切な時期はいつかを考慮しながら行うように心がけましょう。
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セダムやオリーブが玄関廻りの雰囲気を演出してくれていましたが、もう少しすっきりと使い勝手よく、エクステリアをリフォームできないかしら、と奥様からのご要望を頂きました。
また、道路と同じレベルでタイルテラスが広がっているため、空間にメリハリがつけにくく、自転車なども雑多に停めてしまうことが多く、使い勝手、見た目ともに今までとは違うエクステリアのファサードをご提案できるよう、外構プランニングを行っていきました。
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こちらがご提案させて頂いた外構全体イメージです。
メンテナンスが大変だった植栽のボリュームを抑えたこと、道路と一体になってしまっていた階段下のスペースを、ステージとしてリデザインしたことが今回のエクステリアリフォームのポイントとなっています。曲線階段脇の植栽スペースを取止めて、自転車を停めるためのステージとします。道路から1段上がることで、オープンエクステリアではありますが、境界線を意識できる立体的な空間とすることができます。ツートンカラーのタイルデザインとすることでメリハリの効いた、スタイリッシュなファサードイメージへと既存外構の雰囲気を刷新することができそうです。
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こちらは階段廻りの近景パースです。既存の美しい廻り階段の曲線を引き立てるように、直線をイメージしたタイルステージを大胆に計画してみました。
道路境界線で階段が1段上がったことで、螺旋階段の曲線がより強調されているのが感じられると思います。広々なガレージエリアと、スタイリッシュなアプローチエリアを、フロア高低差を組み込みながら一体的にデザインしたプランです。
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敷地の間口全体を統一されたエクステリアデザインで仕上げるためのもう一つのポイントは、こちらの化粧壁。リトルグリーンのギャラリーのような設えとしてみました。
もともとの、車庫奥の植込みスペースも雑多なイメージとなってしまっていて、ストレスの一つになっていました。また、カーポートの奥で、影になっている時間帯が長く、建物基礎のグレーカラーが暗い印象となっていました。
外構イメージパースのように、明るいデザインウォールで建物基礎を隠し、リズミカルなグリーンのギャラリーとして、奥まっていても華やいだ印象を与えてくれる空間としていきましょう。
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さあ、いよいよ外構工事のスタートです。まずはアプローチ廻りの解体・下地ブロック造作作業です。
外構やエクステリアのリフォームを行う際、見た目のデザインももちろん大切ですが、実は基礎部分がしっかりしていないと、長期的な安全性や耐久性に大きな影響を与えることがあります。特に、外構の基礎となる「ブロック基礎」は、使用する素材の持続性や外的要因への耐久性を左右する重要な要素なんです。今回は既存の土間コンクリートに鉄筋をアンカーさせて、増設部分のステージを強度的に安定した構造としています。
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ステージのフレームが仕上がったら、床下地、土間コンクリートの打設へと作業を進めていきます。
土間コンクリートは、外構やエクステリアにおいて最も大切な部分であり、その設置が外構全体の機能性に大きく影響します。特に、駐車スペース、歩道、庭の小道などに使用されることが多く、外部の動線をスムーズにするために必要不可欠な存在なんです。
耐久性と強度がとても大切ですよね。
土間コンクリートは、その耐久性に優れた素材で、長期間にわたって使用することができます。雨や風、さらには車の走行による圧力にも耐えるため、駐車場や通路などに最適です。しっかりとしたコンクリート施工が施されていることで、割れやひび割れを防ぎ、耐久性も向上します。
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外構リフォームでのもうひとつ、大切なポイント。既存の構造物を上手に利用して、リフォームの完成度を引き上げることだと思います。今回の門廻りは塗り壁で仕上がっていました。ジョリパットという商品なのですが、リフォーム用にジョリパットフレッシュという、上塗り材があるので大変便利な商品です。下地材をはがすことなく、綺麗にお化粧を直すことができます。
外構やエクステリアのリフォームにおいて、塗り壁はその美しさと機能性から、非常に人気のある仕上げ方法です。塗り壁は、家の外観に温かみを与えるとともに、個性的で高級感のある印象を作り出します。豊かなテクスチャーや色合いを選ぶことで、家の外観に独自の個性を加え、他の住宅と差別化することもできますね。特に、手作業で塗られた壁は、温かみや丁寧さが感じられるため、外構全体の仕上がり感が際立ちます。
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こちらはガレージ奥のギャラリースペースです。下地ブロックに、色のついたデザインブロックを使っています。ジョリパットで仕上げを行うので、無地のグレーブロックでもよいのですが、今回のように、建物になるべく寄せたい場合、裏面の仕上が困難となります、このような時に、裏面がみえてもいいように、化粧ブロックで下地を作ることもあるんです。
アクセントのガラスブロックも均等に組み込まれて、仕上がりが楽しみですね。
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仕上げ塗りが施工されると、このように雰囲気がガラッと変わります。
ポイントは外構の水平ラインを引き立てるボーダータイルです。既存のポスト廻りの壁に使っているものと同じボーダータイルをここに取り込むことで、外構全体の一体的なイメージを構成することができました。また、化粧材の白い笠木も目立たないように、空間全体を引き締めてくれる効果がありますね。ポールライトも、ガラスブロックのリズムに合わせて配置しています。
外構やエクステリアのライトアップは、家の外観をより洗練された印象にし、夜の雰囲気を変える素晴らしい方法です。照明の配置やデザインによって、庭やアプローチ、フェンスなどの美しさを引き立てることができます。
ライトアップを上手に取り入れることで、建物や庭に立体感が生まれます。例えば、フェンスや植栽にライトを当てることで、陰影を作り、奥行きや深みが感じられる外観になりますね。昼間と夜間で異なる表情を楽しむことができ、家の外観が一層引き立ちます。
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さあ、ギャラリーにグリーンとロックガーデンの自然石が入りました。
ロックガーデンは、自然石や岩を使用して作られる庭スペースですね。大ぶりの自然石を配置することで、お庭に自然な立体感と風合いを加えることができ、よりダイナミックで奥行きのある印象を与えてくれます。ロックガーデンのもうひとつの魅力は、そのシンプルさです。過度に飾り立てず、岩や植物を使うことで、自然で落ち着いた美しさを感じさせます。石の配置と植栽のバランスによって、シンプルでありながら深い印象を与えるスペースを作ることができますね。
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さてさて、素敵なツートンカラーで仕上がったタイルテラスのアプローチ、いかがでしょうか。直線を強調したマットなフロアに既存のアールデザインの外構が際立ちますね。
kinari no design method 〚茂原市。 ベルベットなテラスに清楚な白を。 クリーム・グラデーションを添える妙。〛の つくりかた。
いかがでしたか?これからエクステリア、外構工事を計画される皆様の、少しでもお役に立てれば嬉しいのですが。
では、皆様にお会いできることを心待ちにしております。
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キナリデザインは外構・ガーデン・エクステリア専門のデザイン事務所です。
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施工実績では千葉県内を中心に行った新築外構・エクステリア・ガーデンの当社実例をご覧いただけます。創業より40年以上の歴史を誇る多田工業(株)と共に、責任を持って施工いたします。
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