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Kinarino Column ~身近に潜む危険な植物のお話~

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    皆さんこんにちは。
    キナリデザインの立川です。
    関東は無事に梅雨も明けて、しっかり毎日暑い日が続いている今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか?

    さて今回は、意外と知らない危険な植物のお話です。
    脅かすわけではありませんが、小さなお子さんやペットがいるご家庭では普段以上に気を付けたいもの。
    むやみに口に入れたりしないよう、注意が必要な身近な毒性植物について知っておいて損はないはず。
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    日本には、身近に存在する毒性のある植物がいくつかあります。これらの植物は庭園や自然の中で見かけることができ、一部は観賞用として植えられていることもあります。

    ①スズラン
    特徴: 鈴のような形をした白い花が咲く。
    毒性: 全草に毒があり、特に根と葉に強い毒性がある。摂取すると心臓に影響を与え、吐き気、嘔吐、下痢、頭痛、心臓の不整脈などを引き起こす。

    ②ヒガンバナ(Lycoris radiata):
    特徴: 赤い花が特徴的で、秋に咲く。
    毒性: 全草が有毒で、特に球根に強い毒がある。摂取すると吐き気、嘔吐、下痢、腹痛を引き起こす。

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    ③トリカブト
    特徴: 青紫色の花が咲き、山地に生える。
    毒性: 全草が猛毒で、特に根と種子に強い毒性がある。摂取すると口や喉のしびれ、吐き気、嘔吐、下痢、心臓の不整脈、呼吸困難を引き起こし、致命的になることもある。

    ④キョウチクトウ
    よく街路樹として植えてあるあれ!
    特徴: ピンクや白の花が咲く。
    毒性: 全草が有毒で、特に葉と花に強い毒性がある。摂取すると吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、心臓の不整脈を引き起こし、致命的になることもある。

    ⑤アジサイ
    特徴: 梅雨時期に美しい花を咲かせる。
    毒性: 花や葉に毒があり、摂取すると嘔吐、下痢、呼吸困難を引き起こすことがある。

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    更には…

    ⑥イチイ
    特徴: 常緑樹で、赤い実をつける。
    毒性: 葉、種子、樹皮に強い毒が含まれており、摂取すると吐き気、嘔吐、下痢、呼吸困難、心停止を引き起こす。

    ⑦フクジュソウ
    特徴: 早春に黄色い花を咲かせる。
    毒性: 全草が有毒で、摂取すると吐き気、嘔吐、下痢、心臓の不整脈、呼吸困難を引き起こす。

    ⑧ツツジ
    特徴: 春に美しい花を咲かせる。
    毒性: 全草が有毒で、特に葉に強い毒性がある。摂取すると吐き気、嘔吐、腹痛、呼吸困難、心停止を引き起こす。

    ⑨ヒヨドリジョウゴ
    特徴: 黒い小さな果実をつける。
    毒性: 果実や葉に毒が含まれており、摂取すると吐き気、嘔吐、腹痛、頭痛、呼吸困難を引き起こす。

    ⑩トベラ
    特徴: 常緑低木で、白い花を咲かせる。
    毒性: 葉や果実に毒があり、摂取すると吐き気、嘔吐、下痢を引き起こす。

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    ⑪ウワミズザクラ
    特徴: 春に白い花を咲かせる。
    毒性: 種子にシアン化物が含まれており、摂取すると急性中毒を引き起こす可能性がある。

    ⑫ドクウツギ
    名前に毒って入っちゃってますもんね…
    特徴: 湿地に生える多年草で、白い花を咲かせる。
    毒性: 全草が猛毒で、特に根に強い毒性がある。摂取すると吐き気、嘔吐、痙攣、呼吸困難、心停止を引き起こし、致命的になることもある。

    ⑬ジャガイモ(Solanum tuberosum):
    これはなかなか有名な話ですよね。
    特徴: 食用として広く栽培される。
    毒性: 緑色になった部分や発芽した部分にソラニンという毒が含まれ、摂取すると吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、頭痛を引き起こす。







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    他にも手で触ってしまうだけで、かぶれたりする植物もあります。
    これから夏休みで、観光シーズン。
    野山には普段目にしない珍しい植物もたくさんあります。

    非日常だからこそ、の注意が必要です。
    せっかくの夏休み、病院へ行って…なんて思い出は出来れば残したくないですよね。

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    ①ウルシ
    特徴: 木の葉や幹に接触すると、かぶれを引き起こすウルシオールという物質を含んでいます。
    毒性: 皮膚に触れると、激しいかゆみ、赤み、水ぶくれを引き起こすことがあります。特に敏感な人は強い反応を示すことがあります。

    ②ツタウルシ
    特徴: ツタのように地面を這ったり、他の植物に巻きついたりする。
    毒性: ウルシオールを含み、皮膚に触れるとかぶれを引き起こす。ウルシと同様の症状が現れる。

    ③ドクゼリ
    特徴: 湿地や水辺に生える多年草で、白い小さな花を咲かせる。
    毒性: 根や茎に触れるだけでも、皮膚にかぶれを引き起こす可能性があります。また、誤って摂取すると致命的な中毒を引き起こすことがあります。

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    ④ハゼノキ
    特徴: 秋に美しい紅葉を見せる木。
    毒性: ウルシオールを含んでおり、触れるとかぶれを引き起こします。ウルシと同様に、皮膚に触れると激しいかゆみや水ぶくれが発生します。

    ⑤ハナウド
    特徴: 大型の草本で、白い花を咲かせる。
    毒性: 茎や葉に含まれる汁液が皮膚に触れると、日光に反応して光線過敏症を引き起こし、激しいやけどのような症状を引き起こすことがあります。

    ⑥ヨウシュヤマゴボウ
    特徴: 紫色の果実をつける多年草。
    毒性: 果実や葉に毒が含まれており、皮膚に触れると炎症を引き起こすことがあります。誤って摂取すると吐き気、嘔吐、腹痛を引き起こします。
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    野山へ行ったら、基本的にはあまり植物には触れずに写真に残して楽しみましょう。
    特に素人判断で実を食べるのは危険ですよ~。
    むやみに植物を切って持ち帰ることも禁じられています。
    自然環境を尊重しましょう。
    虫に刺されることもありますので、虫よけスプレーも忘れずに。
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    今回はちょっと恐ろし気なトピックでしたが、きれいな植物にもトゲがあったり毒があったり…植物自体もいろんなものから自分の身を守るのに必死なんです。
    そうして長い間私たちは共存してきたのですから、これからも自然を敬いお庭に木を植えましょう。
    季節の花を咲かせましょう。

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