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kinari no design methodとは?
〚富津市。 瀟洒な煉瓦を纏うビタースタイル。 裾に流れるエレガントなジュラストン。〛の つくりかた。

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    みなさんこんにちは。
    キナリデザインの多田です。
    普段の設計作業において、いったいどんなところに気を付けながら打ち合わせを進めてkinarino施工事例が仕上がっているのか、皆様のこれからのエクステリアプランのご参考になればと、ご紹介していきますね。

    今年最後の第12回は、〚富津市。 瀟洒な煉瓦を纏うビタースタイル。 裾に流れるエレガントなジュラストン。〛の つくりかた。をお送りします。
    房総の海に面した高台の敷地に建つ瀟洒な煉瓦の住宅です。広々な芝のガーデンと、ゆったりな石貼りのアプローチが素敵すぎる、リゾートフルなエクステリアデザインです。
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    こちらの写真は、初回お打ち合わせ時にお客様から頂いたイメージです。
    富津市の海に面した敷地に、レンガ造りの建物を計画されており、このような、ひろびろとゆったりなフロントガーデンをご希望されていました。
    オートモアやバスクバーナのような自動芝刈りロボット、自動潅水も検討しながら公園のようなガーデンを実現したいとのご要望をお打ち合わせで伺いました。
    ガーデンだけではなく、ガレージやアプローチ、テラスも絡んできますので、総合的に敷地全体をプランニングする必要があります。広い敷地ですが、しっかりと各部寸法を抑えながら設計作業をすすめていきます。
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    イメージの写真をもとに作成した、初回ご提案のエクステリアパースです。
    高低差を生かして、ゆったりな石貼りのアプローチをメインに門柱やサイクルスペースを計画します。
    芝の法面は、草刈りロボットの作業性を考えて14%以下に抑えるように断面計画を検討していきます。
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    鳥瞰パースで敷地全体のゾーニングもイメージしていきましょう。
    メインの石貼アプローチを軸に、ガーデンにも小径を計画します。
    このプランではパース左側が駐車スペースになっていますので、ガレージから玄関への動線もしっかりと考慮しています。
    リビング前には少し雰囲気を変えて、モダンなタイルテラスを設えました。
    芝のプレイゾーン、通路としてのゾーン、ガーデンを眺めてくつろぐテラスゾーンが混在するゾーニングとなっています。
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    こちらは別プラン、ガレージエリアもしっかりとゾーニングに組み込んだプランです。
    建物ファサードに、2台分のガレージ、2台分のカーポートを配置して、普段の生活に愛車をしっかりと取り込んだ計画となりました。
    アプローチを階段からスロープに変更し、コンパクトで機能的なデザインに変更。
    リビング前のテラスは柔らかい曲線のレンガエッジを添えたコンクリートテラスに、遊びやすい整形のターフガーデンを実現したエクステリアプラン。使い勝手も考慮したこちらの外構計画でプラン決定となりました。
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    さあ、いよいよ外構工事のスタートです。
    こちらは敷地西側の境界工事の様子です。
    お隣よりも1ⅿほど、宅盤を上げていますので、これから土留めの境界ブロックを施工していきます。
    海に面した土地の場合はほとんどが海砂の敷地です。
    さらさらなので、掘削するとすぐに崩れてきてしまいます。
    このように仮土留めが必要になり、設備配管との取り合いに気を付けないといけませんので
    十分に注意しながら外構作業を進めていきます。
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    西側の土留めブロックの施工が完了しました。
    使用しているのはエスビック レコムフラット、擁壁用の型枠ブロックです。
    内部にコンクリートを総充填できる、十分な強度を備えたブロックですので、土留めを計画する際は採用を検討してみてはいかがでしょうか。
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    こちらは建物東側です。玄関ポーチ廻りのメインアプローチとなるエリアです。
    北側に奥まった玄関ポーチへのアプローチをどのようにプランするかで仕上がりのファサードが大きく変わってきます。
    ゆったりと使いやすく、建物と均整のとれたアプローチデザインとなるよう、打ち合わせを何度も重ねてきました。現場でも何度も寸法を確認、微調整を繰り返し、イメージパースとの整合性をとっていきます。
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    ガレージ側の擁壁が仕上がってきました。
    こちらはエスビック レコム2SP 化粧型枠ブロックです。
    割石調にデザインされたブラウンカラーのブロックを採用しました。
    レンガの建物外壁との相性が抜群です。同系色ですが、建物よりもトーンダウンさせることで、全体のイメージが落ち着きある景色へと、まとまっていきます。
    エクステリアのカラースキームは建物との相性、全体の景観を見据えて設計することが大切だと思います。
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    敷地南東部分の施工状況です。
    擁壁の手前で、ガレージ基礎の施工が始まったところです。
    ポイントは、平面寸法と対角寸法のチェック、アンカーボルトの施工寸法チェックです。
    ガレージ本体はメーカーサイドの施工となりますので、要求される精度を満たした先行施工が重要になってきますね。
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    先行施工した基礎の上に無事、ガレージが組みあがっていきます。
    商品はヨドコウのラヴィージュⅢ 電動シャッター仕様です。
    しっかりと焼き付け塗装された外壁ですので、海沿いの立地でも安心なガレージです。
    ガレージからの入出庫が問題ないか、建物の配置を決める時はとても慎重になります。
    図面で車両軌跡をチェックしますが、現地での目視、原寸で車両を動かしてみて、問題ないかを確認していきます。外構計画は周辺外部環境と大きく絡んできますので、図面だけでない、総合的な検討がとても大切です。
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    ガレージの隣には2台分のカーポートです。こちらは三協アルミのBEAMSです。
    フラットでシンプルなデザインと競争力のあるコスト感が魅力的な商品です。
    ガレージのサイドドアとカーポート柱の関係にも注意が必要です。
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    さてさて、こちらはメインアプローチの階段廻りです。
    コンパクトに収めるために、正面3段までをオープンに、魅せるエクステリア空間とします。
    3段目から上は機能的な寸法で玄関ポーチへと繋がるスロープとしています。
    計画にメリハリをもたせることで、与えられたスペースを最大限生かした外構計画とすることが可能になってきますね。
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    スロープ廻りの施工状況です。
    幅はたっぷりな1.5ⅿを確保し、傾斜はゆったりな12%です。
    このような計画寸法も、実際に現地の施工状況をみながら、間違いないか、イメージ通りとなっているか、チェックしながら慎重に外構作業をすすめていきます。
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    魅せる、見せ場のアプローチ階段に石が入りました。
    一気に華やいだ雰囲気になりますね。やはり、自然素材を採用することで仕上がり感がぐっと上がります。自然石はエスビックのエルドラドクォーツ イエローです。
    石英石なので、表面にキラキラした艶があり、適度な色幅で動きのある表情になります。
    立上りのレンガとの相性もばっちりです。こちらはエスビック ロイヤルパインペイバーです。
    舗装用の厚み60㎜のタイプ、薄めのレンガは曲線が美しく仕上がるのでおすすめですよ。
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    お庭での施工も順調に進んでいきます。
    リビング前のテラスの施工にとりかかっているところです。
    樹脂製の枠材でカーブを決めて、そこに沿わせて縁石のレンガを並べていきます。
    図面通りの曲線が現場で施工できるかどうかが、とても重要だと思います。
    フリーハンド、ではなく、中心のある幾何学な曲線でエクステリアプランを描いていますので
    なおのこと、イメージと現物のギャップが生じないように丁寧な施工を心がけています。
    (施工は「職人さんが」頑張ってくれています。感謝です。。。)
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    どうでしょうか。
    綺麗なテラスのアウトラインが完成しました。
    見とれてしまいますし、ニヤニヤしてしまいます。
    完成が待ち遠しくなる瞬間ですね。
    外構工事って楽しそうだなあ、と思って頂けたらとても嬉しいです。
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    こちらは玄関ポーチ正面のフェンス。
    建物の白い窓枠に合わせて、アメリカンフェンスのホワイトを選びました。
    商品はタカショーのロイヤルフェンスです。
    海が近いので、天然木ではなく、メンテナンスフリーな樹脂製フェンスとしました。
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    さてさて、エントランス正面のガレージスペースも土間コンクリート舗装が完了です。
    床が仕上がると、下地の時よりも床高さが上がりますよね。そうすると階段廻りやスロープなど、図面通りのゆったりとした仕上がりに様変わりします。いつも、おおお~、と我ながら感動してしまうワンシーンです。なるほど~、こうしたかったのか~~~って、自分自身思うのです。
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    南側のメインガーデンの造成も完了しました。
    芝刈りを考慮した傾斜計画と、もうひとつ大事な要素があります。
    写真手前に写っているのは浄化槽です。ん?それがどうしたの?って思われますよね?
    法面の土荷重が浄化槽に掛かると、浄化槽本体が傾いたり、浮きあがってしまったりします。
    ですので、荷重が掛からないように適切な距離を空ける必要があるんです。
    こんなところも、エクステリアプランニングにおいては重要なポイントです。
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    さあ、どうでしょうか。
    造成後のメインガーデンに天然芝が施工されました。
    着工前の砂まみれの状況が一変しましたね。
    これから元気に、青々した芝のガーデンへと成長してくれることを願います。
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    潅水については、今回は簡易的なホース、スプリンクラー、潅水タイマーで対応することとしました。
    潅水が必要な4~11月まで、ホースを転がして自動潅水します。
    潅水チューブを地面に埋設していないのがポイントです。少し、管理の手間は必要ですが、リーズナブルに施工できるのがメリットです。
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    アプローチ正面には濃いグリーン。大人なイメージのフェイジョアを植え込みました。
    最近はオリーブが人気ですが、ちょっとだけ、意外性を狙ったエクステリアファサードに。

    kinari no design method 〚富津市。 瀟洒な煉瓦を纏うビタースタイル。 裾に流れるエレガントなジュラストン。〛の つくりかた。
    いかがでしたか?これからエクステリア、外構工事を計画される皆様の、少しでもお役に立てれば嬉しいのですが。
    では、皆様にお会いできることを心待ちにしております。

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