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皆さんこんにちは。
キナリデザインの立川です。
今夏は特に、毎日暑い暑いと思っていますが、夕方はいくらか晩夏を感じる風が吹くようになって来ましたね。
さて今回は、秋に向けての花壇のお手入れについて、ちょっと触れてみようと思います。
今年の関東地域では、暑いせいか真夏の植物さえもいまいち元気がないような気がしています。
例えばアガパンサス。
花期が例年よりも短かったようで、キナリデザイン事務所周辺にはたくさんアガパンサスが植えられている地域がありますが、お盆前にはもう花はありませんでした。
サルスベリはどうでしょう?
いつもほど花色が鮮やかに見えないような……気のせいでしょうか?
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何はともあれ、季節は廻ります。
夏の次は秋がやってくるのです。
それでは暑さが少ーし和らいだ夕方を狙って、お庭に出てみましょうか。
1. 枯れた花や葉の取り除く
夏の終わりに枯れた花や黄ばんだ葉を剪定することで、植物の見た目を整え、新しい成長を促します。また、病気の予防にもなります。
2. 雑草の取り除き
秋の成長期に備えて、雑草を取り除いておくと、栄養を競うことなく草花が健康に育ちやすくなります。
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3. 剪定
多年草や低木の剪定を行います。適度な剪定は植物の形を整え、次のシーズンの健康な成長をサポートします。
4. 土の改良
肥料や堆肥を追加して、土壌の栄養状態を改善します。これにより、秋から冬にかけて植物が健康に育つ土台を作ることができます。
5. 水やりの調整
夏ほど水を必要としない植物もありますので、水やりの頻度を調整します。過剰な水やりは根腐れの原因になるので注意が必要です。
6. 新しい植物の植え付け
秋は多くの植物にとって良い植え付けの季節です。秋植えの球根や多年草をこの時期に植えることで、春に美しい花が咲く準備をします。
7. 防寒対策の準備
気温が下がる前に、寒さに弱い植物に防寒対策を行います。鉢植えの植物は、必要に応じて室内に移動させます。
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特に夏野菜を育てている方育ては、いつまで野菜を実らせておくのか見極めが大事ですね。
最後の実が収穫できた後、しばらく新しい実がつかないようであれば、収穫をやめて片付けに入ります。遅くても10月中旬にはほとんどの夏野菜の収穫を終えることが多いです。
そして、収穫をやめた後は、畑やプランターをきれいにし、次の作物のための準備を始めると良いでしょう。これにより、秋から冬にかけての成長がスムーズに進みます。
連作障害を防ぐために、(同じ場所に同じ作物を続けて育てると、連作障害が起こる)夏野菜を育てていた場所には別の種類の植物を植えるか、休ませるのが良いでしょう。
例えば、秋には葉物野菜や根菜類を植えると良いサイクルが生まれます。
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気温の変化や、植物の状態をよく見てみましょう。
次の季節の作物の準備も必要です。
秋植えの作物や花を計画している場合、夏野菜の収穫が終わったら、土の準備に取り掛かります。
通常、夏野菜の収穫が終わったら、畑を整理して土を改良し、秋植えの作物(例えば秋野菜や秋の花)を植えるための準備をします。
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それでは秋植えの植物にはどんなものがあるでしょうか。
これから寒くなると、冬の間庭や花壇を素敵に彩ってくれるカラフルな花は貴重です。
まず、1年草には下記のようなものがあります。
1. パンジー(Pansy)
カラフルな花が特徴で、寒さに強く、秋から春まで長く咲き続けます。さまざまな色の花を楽しめます。
2. ビオラ(Viola)
パンジーに似ていますが、花が小ぶりで、花つきが良く、寒さにも強いです。秋から春まで庭や鉢で楽しめます。
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3. キンセンカ(Calendula officinalis)
鮮やかなオレンジ色や黄色の花が特徴で、冬を越えて春まで楽しめます。寒さにも比較的強いです。
4. スイートアリッサム(Lobularia maritima)
小さな白や紫の花を密に咲かせる植物で、秋から春まで長く楽しめます。香りが良く、グランドカバーとしても人気です。
5. ストック(Matthiola incana)
冬から春にかけて、香り高い花を咲かせます。寒さに強く、庭に植えると華やかさをプラスしてくれます。
6. ノースポール(Leucanthemum paludosum)
小さな白いデイジーのような花を咲かせる草花で、寒さに強く、秋から春まで楽しめます。
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そして、何年もの間楽しめる多年草の場合は、
7. ポリアンサス(Polyanthus)
色鮮やかな花を咲かせ、寒さにも強い品種です。秋に植えると、冬から春にかけて長く楽しめます。
8. ヒナソウ(Houstonia caerulea)
淡いブルーや白の小花を咲かせる草花で、秋から冬にかけて植えると、春には美しい花を楽しめます。
9. ガーデンシクラメン(Cyclamen)
冬の寒さにも耐える品種で、秋から冬にかけて鮮やかな花を咲かせます。室内での栽培にも向いています。
10. ナデシコ(Dianthus)
寒さに強く、秋から春にかけて繊細な花を咲かせます。ピンクや白、赤などの色があります。
といったものがありますので、園芸店や大きいホームセンターのガーデンコーナーを覗いてみてはいかがでしょうか?
これらの秋植えの草花は、寒い季節でも美しい花を咲かせるため、秋から春にかけての庭を彩るのに最適です。秋に植えることで、根がしっかりと張り、春にはより華やかに花を咲かせる準備が整います。
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その他に、秋に植えると冬から春の間に花を咲かせる、球根類があります。
1. チューリップ(Tulip)
春を代表する花のひとつで、色や形のバリエーションが豊富です。秋に植えておくと、春に華やかに咲きます。
2. スイセン(Narcissus)
黄色や白の花が特徴で、香りも楽しめる球根植物です。早春に咲き、春の訪れを告げる花です。
3. ヒヤシンス(Hyacinth)
密集した花が房状に咲き、強い香りがあります。春にカラフルな花を楽しめます。
4. クロッカス(Crocus)
早春に咲く小型の花で、庭や鉢植えに最適です。雪が解ける頃に顔を出すことも多いです。
5. ムスカリ(Muscari)
小さなブドウのような形の花を多数咲かせ、春の庭を彩ります。紫や青の花が一般的ですが、白やピンクの品種もあります。
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6. アネモネ(Anemone)
早春から春にかけて咲く花で、赤、白、ピンク、青などの鮮やかな色合いがあります。切り花としても人気です。
7. アイリス(Iris reticulata)
小型のアイリスで、春に紫や青の美しい花を咲かせます。耐寒性があり、秋植えの球根として適しています。
8. フリージア(Freesia)
香りが良く、春に黄色や白、ピンクなどの花を咲かせます。切り花としても人気があります。
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9. アリウム(Allium)
ネギ科の植物で、春に紫や白の丸い花を咲かせます。庭に個性的なアクセントを加えることができます。
10. シラー(Scilla)
小さなベル型の花を咲かせ、春の庭に彩りを添えます。青や白、ピンクの花があり、グランドカバーにも適しています。
これらの秋植え球根を9月から11月頃に植えておくと、翌春には美しい花が楽しめます。
球根は植える深さや間隔を守り、日当たりの良い場所に植えることで、健康に育ちます。
また、冬の間にしっかりと根を張り、春に向けて準備が整うため、秋に植えるタイミングがとても重要です。
さあ皆さん、しっかりと暑さ対策をしてまた次の季節の美しい庭や花壇を眺めるために、準備を始めましょう。
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