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Kinarino Column ローメンテナンスなお庭の作り方

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    皆さんこんにちは。
    キナリデザインの立川です。

    さて今回は、キナリのコラムシリーズ、ローメンテナンスなお庭の作り方のお話しをしようと思います。

    これから素敵なお庭を作りたいと思っていらっしゃる皆様、お庭作りは相当大変!という思いでしょうか?
    もちろん、お庭づくりにかけられる手間や時間は人それぞれ…大変さも比べようがないのですが、出来るだけ手間をかけない方法はあるんです。
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    まずは、お庭の手入れで一番大変そうだな、というのがやはり雑草対策でしょうか。
    雑草対策にはいくつかの方法があります。

    ①エリアを区切る
    お手入れや、散策するための小径を作ったり、ガーデンファニチャーやバーベキューグッズ等を置くスペースを作ります。
    これにより、草花や高木を植えるスペースを区切ることができます。
    レンガを積んで高めの花壇にしても良いですし、ブロックや見切り材で縁どるだけでも良いでしょう。
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    ②雑草抑制シート(防草シート)の使用
    雑草抑制シートは土の表面に敷くことで雑草の発芽を防ぎます。通気性があり、水や栄養分は通すため、植物は育ちますが、雑草はシートを通り抜けにくくなります。シートを土の上に敷いた後、マルチング(表土覆い)を追加すると効果的です。

    マルチングとは、有機物や無機物を土の表面に敷くことで、土を保護し雑草の成長を妨げます。
    有機物のマルチングは土壌を改良し、同時に雑草の発芽を防ぎます。木くず、バークチップ、または藁(わら)を使用することがあります。

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    ③手作業での雑草抜き
    定期的な手入れが欠かせません。雑草が発芽したら、手で引き抜くか、小さな手道具を使って取り除きましょう。根っこを残さないように注意してください。

    草丈が伸びすぎないように、庭や花壇の周りを刈り込むことで雑草の発生を抑えることができます。これにより、雑草が光合成を十分に行えなくなります。

    ④環境にやさしい除草剤の使用
    化学的な除草剤は環境に悪影響を与える可能性がありますが、環境にやさしいオーガニックな除草剤も選択肢の一つです。
    ただし、使用の際には注意が必要です。
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    次に、手入れが楽な植物を選ぶこと。
    以前ご紹介したシンボルツリーのコラムで、常緑樹と落葉樹にも書きましたが、秋にドサッと一気に葉を落とす落葉樹が楽だと思う方もいらっしゃるでしょうし、一方でいつでも少量の葉を落とす常緑樹が良いという方もいらっしゃると思います。
    ただ、落葉樹の下部は砂利や芝ではない方が、箒で掃くのに楽かもしれませんね。

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    下草については、1年草と多年草・宿根草という種類があります。
    〇〇1年草〇〇
    1年草は、発芽から種をつけるまでの期間が1年以内で、その後一般的に枯れることがあります。

    これらの植物は短いサイクルで成長し、種をつけ、新しい植物を生むことができるように進化しています。一般的に、寒冷地域では春から秋にかけて、温暖な地域では秋から春にかけて栽培されます。

    例: マリーゴールド、ゼニア、コスモスなどが1年草に分類されます。

    特徴としては、 色とりどりな花を咲かせ、庭やコンテナガーデンを彩ります。短い生涯の中で一過性の美を楽しむことができます。
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    〇〇多年草〇〇
    多年草は数年にわたって生存し、冬季などには地上部が枯れても地下の根が生き続けます。春になると新しい芽が出て成長します。

    多年草は繁殖のために種をつけますが、同時に地下に根茎や球根を持っており、これが新しい植物を生む手段となります。

    例: ホスタ、ペオニー、デイリリーなどが多年草に分類されます。

    特徴は、 長期間にわたって生育し、年々成長していくため、庭に安定感や永続性をもたらします。定期的な手入れが必要ですが、一度育てると長く楽しむことができます。

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    〇〇宿根草〇〇
    多年草と宿根草はしばしば同じ植物を指すため、厳密な区別が難しい場合があります。
    多年草が地下に根茎や球根を持つ場合、これを宿根草と呼ぶこともあります。

    宿根草は根が地下に残り、季節によって地上部が枯れたり成長したりします。株分けや挿し木、球根の分裂などを通じて簡単に増やすことができます。

    例: イリス、ホスタ、ペンステモンなどが宿根草に含まれます。

    総じて、庭において1年草は一時的な色彩を提供し、多年草や宿根草は持続的な美しさをもたらします。庭のデザインにおいてこれらの植物を組み合わせて利用することで、四季折々の魅力を楽しむことができます。






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    その他の雑草対策としては、グラウンドカバーの利用があり、 草地や他の植物の下に敷くグラウンドカバーは雑草の成長を抑え、美しい庭を保つのに役立ちます。

    また、構造物やデザインの工夫により、シンプルなデザインや小さなエリアを設けることで、手入れが簡単になります。

    他には、いわゆるイングリッシュガーデンのように、 自然なままのエリアを活かし、そのままの風景を楽しむデザインにすると、手入れが少なくても素敵な庭を楽しむことができます。

    植物を選ぶ際に、 地元の気候に適した植物を選ぶことで、追加の手入れが不要になります。また、地元の植物は病害虫にも強い傾向があります。

    更に、古い家具や容器、他の素材を再利用して庭を飾ると、環境にもやさしく手間をかけずに素敵なアクセントを加えることができます。
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    まずは最初に、皆様がお庭を作る前に頭の中に思い描いているイメージを絵に描いてみましょう。
    ラフなスケッチでもよいので、平面図と立面図があると具体化しやすいですね。
    幸い日本には四季があるので、四季それぞれのイメージも考えてみましょう。
    冬は落葉樹なら見た目は枝のみです。
    花もその時期は咲く種類が少ないことも覚えておいてくださいね。

    色々と悩みも出て来るかと思いますが、皆様の素敵なガーデンづくりのお役に立てれば嬉しいです。
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