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kinari no design methodとは? 〚八千代市。 モードグリーンなデイリーアウター。 ホワイトが基調の上質トラッドテラス。〛の つくりかた。

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    みなさんこんにちは。
    キナリデザインの多田です。
    普段の設計作業において、いったいどんなところに気を付けながら打ち合わせを進めてkinarino施工事例が仕上がっているのか、皆様のこれからのエクステリアプランのご参考になればと、ご紹介していきますね。

    今年最初の第13回は、〚八千代市。モードグリーンなデイリーアウター。ホワイトが基調の上質トラッドテラス。〛の つくりかた。をお送りします。
    明るくて開放的な千葉の住宅地に建つモダンな邸宅です。エクステリアについては、玄関ポーチと砂利敷のガレージスペースといった、シンプルな空間でした。今回はファサード空間全体のエクステリアリフォームのご依頼です。
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    道路に面したリビングルームです。玄関ポーチとも隣り合っているので、どのようにプライベート感を持たせたプランを作るかがエクステリアリフォームデザインのポイントでした。
    こんな風に、正面以外はあえてオープンにしてみます。植栽をセンターに配置して、その周囲の空間を空けてみます。高低差を生かしてステージ状にフロアを重ね合わせると、、、、
    どうでしょうか。スクリーンなどの衝立はないけれど、緩やかにゾーニングが成り立っています。空気の流れを感じさせる、プライベートテラスからの眺めです。
    シンボルツリーだけでも十分に動きのあるシーンですが、ポーチとの衝立はスカイラインをランダムに。お客さからのご希望でリズミカルで楽しいアイコンになりました。
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    同じアングルから、ナイトシーンはこのようにライトアップされます。
    リビングからの灯りの外側に、光のポイントを設けることによって、外部からの視線をリビングへと誘導しない効果があります。植え込んだ植栽はヤマボウシです。ヤマボウシは、ミズキ科ミズキ属の落葉高木で、初夏に白い花を咲かせます。花や実、紅葉が観賞でき、街路樹や庭木として植えられています。とてもきれいな目を引く花が咲きますので、おすすめの樹木です。ぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。
    ライトアップ用のスポットライトには、明るさの種類がいくつかあります。
    カタログのワット数ではなかなかイメージがわきませんよね。高さ2mの木に対しては2~5wくらいの商品が良いかと思います。
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    こちらが今回、エクステリアリフォームのご依頼を頂いた時点での外構状況です。
    ハウスメーカーさんが施工した玄関ポーチ、横には挿し色の機能門柱があります。
    ガレージ廻りは全て砕石敷で施工されていました。建物南側全面が道路に面しており、車優先での計画となっていました。2台分の駐車スペースを確保しながら、リビングと連続したプライベートテラスができないものかと、エクステリアリフォームのご依頼を頂きました。
    既存の玄関ポーチを生かしながら、どのようにゾーニングを練るかが今回のデザインのポイントです。
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    ご提案させて頂いたエクステリアイメージパースがこちらです。
    建物外観に合わせて、ホワイトを基調としたカラースキームが目を引きますね。
    赤いポスト、木彫の玄関ドア、シンボルツリーの鮮やかな緑が外構空間全体をバランスよくまとめ上げてくれます。既存のポーチ階段と高さを合わせたステージはシンボルツリーのために。リビングへのアイストップとなってくれるグリーンのフォルムを軸として、ガレージスペースを左右に振り分けました。右側が普通乗用車のためのスペース、左側が玄関前のコンパクトカーのためのスペースです。車両の出入りを考慮して、ツリーステージは少し、角度をつけているのがエクステリアデザインのポイントです。
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    プライベートテラス廻りの鳥瞰パースです。既存の玄関ポーチ床高さと揃えた、使い勝手のよい、シームレスなフロアデザインとなっていますね。高さを1段下げたシンボルツリーのフロアがピンポイントで引き立つように、メリハリをつけることが大切かと思います。
    玄関側に配したシンボルツリーと対をなすように、パース手前側にもツリーを計画してみます。リビングから外へ出てみると、両側をシンボルツリーに囲まれた、雑木林の中に迷い込んだようなプライベートテラスが広がります。外構計画で普段の生活の質がぐっと上がる、なんだかとてもワクワクしますね。エクステリアの重要性を感じられる幸せなひと時です。
    お隣とのフェンスは少し低くしています。このエリアは地区計画があり、外構計画にも行政から色々な指導があるのです。皆さんもプランニングの際には気を付けて下さいね。
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    さてさて、いよいよ外構工事スタートです。車庫廻りの砕石敷を全て撤去するところから始まります。色々なところに鉄筋や水糸が張られています。図面通りのテラス、階段の位置を現場で確認していきます。このタイミングで各部のボリュームや位置関係がイメージ通りか、調整が必要かを判断しましょう。エクステリア工事の場合は特に、図面があればもう大丈夫、とはなりません。周囲の取合いなどとのバランスがとても大切ですので、十分に確認、注意をしながら工事を進めていくことが大切だと思います。
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    こちらはテラス廻りの土留めブロックがだいぶ仕上がってきた状況です。
    右側の化粧ブロックの足元あたりに、グレーのパイプが入っていますね。これは何のためのパイプかといいますと、、、オーバーフロー用のVU管なんです。
    外構計画で気を付けるポイントの一つが、雨水の排水処理をどうするか、です。
    最近は夏場の環境が非常に厳しいものになってきていますね。時間100㎜を越えるような集中豪雨も珍しくなくなってきました。建物廻りの雨水の逃げ場がなくなってしまわないように、地面から高さのあるテラスなどでお庭を仕切りる際には雨水のルートをしっかりと確保しておくことが大切です。
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    こちらは玄関脇のスクリーンです。最近のエクステリアプランでとても人気のある、ランダムな枕木材風の仕切りですね。タカショーのスリットフェンス用部材、ホワイトパイン色を選びました。まず、材質ですが、樹脂製・アルミ製に分かれます。樹脂製はF&Fなどのメーカーが製造しています。アルミ製はリクシル、三協アルミ、YKK、タカショーなどの商品です。
    値段や質感、色味などそれぞれの商品に特徴がありますので、選定の際には担当のエクステリアプランナーさんとよく相談することが大切かと思います。
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    こちらはテラスサイドに計画したガーデン水栓です。
    もともとはガレージの床に設置してあった散水栓なのですが、メインのテラスエリアで使いやすく、見た目も楽しくなるように、ガーデン水栓へと交換することになりました。
    商品はユニソンのスプレソリッドです。2口蛇口なので、ホースリールを補助蛇口につないだままで、上部の蛇口を利用することができます。洗車や植物への水やりなど、使用頻度が高い場合にはぜひ検討してみて下さいね。
    もう一つのポイント、散水栓には排水設備がありません。なので、立水栓に変更する場合は、浸透桝などの排水設備が必要となりますので注意してくださいね。
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    テラス廻りの土間コンクリート打設が完了、タイル貼へと進んでいきます。
    仕上げ材が入ってくると、形がはっきりと分かってきますね。この段階で、ん?イメージと違うかな?っとなっては大変です。下地の状況をしっかりとチェックしておくことが大切です。
    使用しているのはリクシル グレイスランド GRL-5です。表面に石目調の模様が入っていて、落ち着いた上品な仕上りになります。
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    南側のテラス側面のタイルも綺麗に施工されいます。正面の目隠しスクリーンの柱は事前にたて込んでおきましょう。仕上げタイルの施工後にパネル本体の取付作業へと移ります。
    タイルテラスを計画する場合のもうひとつのポイントは床高さです。
    写真はGL+360程度としています。建物廻りの地面の高さから36㎝くらい高くしています。
    建物外壁の下端ぴったりでおさまっていますね。この時でも床下換気口を塞がないように注意が必要です。
    もう一つはGL+600程度、1階のリビング床と高さを合わせることもあります。出入りがよりスムーズになりますね。この時は、基礎内部の通気を確保するために、通気グレーチングなどの検討が必要になってきます。工事費も上がってきますので、担当プランナーさんとよく相談する必要があります。
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    車庫廻りの土間コンクリートも無事に打設完了です。
    ようやく、全体がカタチになりました。ここまでくれば少し、安心。仕上げのグリーンを配置する準備がやっと整いましたね。
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    土間コンクリートの養生期間が終わったら、いよいよ最後の仕上げ、植栽工事です。
    シンボルツリーはヤマボウシ、対に配置するのは常緑ヤマボウシです。
    常緑ヤマボウシはミズキ科ミズキ属の常緑広葉樹で、中国南部からインドネシア半島が原産地です。花や実が楽しめる樹種で、シンボルツリーとして人気があります。
    主な特徴は次のとおりです。
    日照を好みますが、半日陰でも生育します。
    適湿な場所を好みます。
    5~6月に樹を覆うように花を咲かせます。
    9~10月に実をつけます。
    雄雌同株で両性花をつけます。
    暑さに強いですが、寒さには弱く、耐寒温度はマイナス8℃くらいです。
    植栽選びの際には参考にしてみて下さいね。
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    さあ、シンボルツリー2本の植込みが完了しました。
    プライベートテラスですが、あえて両サイドにアキを作って、動きのあるグリーンを配置しました。
    気持ちの良い風が抜ける、開放的なリビングタイルテラスの完成です。

    kinari no design method 〚八千代市。モードグリーンなデイリーアウター。ホワイトが基調の上質トラッドテラス。〛の つくりかた。
    いかがでしたか?これからエクステリア、外構工事を計画される皆様の、少しでもお役に立てれば嬉しいのですが。
    では、皆様にお会いできることを心待ちにしております。

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